2010年6月1日火曜日

5月分の読書記録

5月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:4009ページ

罪と罰 (下巻) (新潮文庫)罪と罰 (下巻) (新潮文庫)
最後で悲劇的な結果に終わってしまうのかなあと思ったけど、そうではなくてよかった。今から思うと人間を重視するとでも言おうか、そのことは当然のように思われるけど、当時のロシアではそうではなかった(とそのようなことがあとがきに書いてあった)。ドストエフスキーはそういう思想を描きたかったのだなと思ってちょっと感動した
読了日:05月28日 著者:ドストエフスキー

夏と花火と私の死体 (集英社文庫)夏と花火と私の死体 (集英社文庫)
話の最後のほうまで緊張感が続いているのが良かった
読了日:05月27日 著者:乙一


アリストテレス―何が人間の行為を説明するのか? (シリーズ・哲学のエッセンス)アリストテレス―何が人間の行為を説明するのか? (シリーズ・哲学のエッセンス)
行為について色々書いてあった
読了日:05月24日 著者:高橋 久一郎


罪と罰 (上巻) (新潮文庫)罪と罰 (上巻) (新潮文庫)
上巻ではまだ事件とそれにまつわる駆け引き(?)がメインなのかな?最後ら辺で、ラスコーリニコフが以前に書いた論文を引きあいに出して、ちょっと思想を言うような感じ。下巻に期待
読了日:05月19日 著者:ドストエフスキー

猫泥棒と木曜日のキッチン (新潮文庫)猫泥棒と木曜日のキッチン (新潮文庫)
最初のほうでは、「あ、こんなものか」という一種の諦めが漂っている。落ち込んでいるわけではないけれど、世の中の不合理なことをそのまま受け入れるような感じ。これは大人になるということかもしれないけれど、逆にいえば情熱を失うということだ。しかし最後では、捨て猫の話を聞いておばさんの家の猫を盗みに行っている。この行為の善悪は別として、こういう情熱も必要だと私は思う。諦めと情熱という矛盾した感情を持っているからこそ人間なのではないだろうか
読了日:05月16日 著者:橋本 紡

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)流れ星が消えないうちに (新潮文庫)
切ないけれど、確かに強く伝わってくるものがある本。二人の人物の心情が交互に描かれていて、微妙に重なったりすれ違ったりしながら進んでいく。けれど、最後には同じ気持ちになるところが良かった
読了日:05月14日 著者:橋本 紡

好きになる分子生物学 (好きになるシリーズ)好きになる分子生物学 (好きになるシリーズ)
生物学というと、ミクロな見方をすればかなり細かいところまで見ることが出来るが、全体像がつかみにくくなる。この本では初心者にとって細かすぎず、かといって大雑把でもなく書かれている。この本をもとに、よりミクロな視点で解説している本を参照すると良い
読了日:05月14日 著者:萩原 清文

失はれる物語 (角川文庫)失はれる物語 (角川文庫)
全体的に暗い話が多いけれど、終わり方は暗いというよりは寂しい感じがする。優しいとまでは言えないけれど、静かなお話です
読了日:05月14日 著者:乙一

認知心理学―知のアーキテクチャを探る (有斐閣アルマ―Specialized)認知心理学―知のアーキテクチャを探る (有斐閣アルマ―Specialized)
最近出た認知心理学の本で、まともな本はこれぐらいしかない
読了日:05月10日 著者:道又 爾,大久保 街亜,山川 恵子,北崎 充晃,今井 久登,黒沢 学

GOSICKIII  ―ゴシック・青い薔薇の下で― (角川文庫)GOSICKIII ―ゴシック・青い薔薇の下で― (角川文庫)
ぐじゃ!
読了日:05月10日 著者:桜庭 一樹


GOSICKII  ―ゴシック・その罪は名もなき― (角川文庫)GOSICKII ―ゴシック・その罪は名もなき― (角川文庫)
ヴィクトリカさんと久城くんの絡みもさることながら、その他のミステリーの要素も面白い。最後のニヤニヤするシーンが絶妙すぎた
読了日:05月09日 著者:桜庭 一樹

行列・ベクトル入門―文科系でもいきなりわかる行列・ベクトル入門―文科系でもいきなりわかる
古い本だけど個人的には良本だと思う。最近の本はシステマティック(簡潔)になりすぎてて分かりにくい側面がある。この本では厳密な証明にこだわらないで、割と直観的なイメージを重視してくれる。途中に入っている小話も、あまり冗長ではなく理解を深めるのに役立った。ただし初心者向けです
読了日:05月06日 著者:朝野 煕彦

落下傘学長奮闘記―大学法人化の現場から (中公新書ラクレ)落下傘学長奮闘記―大学法人化の現場から (中公新書ラクレ)
ただでさえ学校教育に関わったことがないのに、大学法人化という激動の時代に学長になってしまった人のお話。法人化自体は必要だったものの、次第に財政効率化(?)としての意味合いを深めていってしまったというのが、学生としては気になるところだった・・・
読了日:05月05日 著者:黒木 登志夫

読書メーター

2010年5月1日土曜日

4月分の読書記録

4月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3284ページ

GOSICK  ―ゴシック― (角川文庫)GOSICK ―ゴシック― (角川文庫)
面白い。ヴィクトリカさんはツンデレなのでしょうか
読了日:04月30日 著者:桜庭 一樹


Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y)
Twitterの社会的な意味についての本。んでもTwitterは基本的には、それぞれが自由に使って良い
読了日:04月29日 著者:津田 大介

ハイデガー―すべてのものに贈られること:存在論 (入門・哲学者シリーズ)ハイデガー―すべてのものに贈られること:存在論 (入門・哲学者シリーズ)
我々は道具を通して目的に向かう目的-手段-連関にいつも没頭している。それゆえ世界に先立つ自己などはなく、我々はこの世界に存在するもの、つまり世界-内-存在である。しかし世界-内-存在は、あたかも仕事で別の人が働いても同じ仕事ができる場合のように、取り換えが効く存在である。これは人間の本来のありかではない。人間にとって取り換えが効かないこととは、その人が死ぬことである。人間は死んでかけがえのない存在になると共に消滅してしまう。普段我々はこのことを忘れているだけなのだ。という感じか。前半部分のまとめ
読了日:04月28日 著者:貫 成人
偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)
割と昔から"エコ"に関しては懐疑的だったが、この本を読んでその片鱗が分かった。この本を読んだ限りでは、実際にはエコどころか環境に悪いにも関わらず、エコを売りにして儲けている人がいるというパターンが多い気がする。エコの問題に限ったことではないが、やはり自分で調べてみないと、与えられた情報というのはなかなか信頼できないものだ
読了日:04月28日 著者:武田 邦彦
カント―わたしはなにを望みうるのか:批判哲学 (入門・哲学者シリーズ 3)カント―わたしはなにを望みうるのか:批判哲学 (入門・哲学者シリーズ 3)
正直良く分からなかった・・・
読了日:04月27日 著者:貫 成人


ドゥルーズ―解けない問いを生きる (シリーズ・哲学のエッセンス)ドゥルーズ―解けない問いを生きる (シリーズ・哲学のエッセンス)
人間は主体的ではなく、ある構造によって動かされているというもの。人間はあらかじめ独自性が与えられているという理性的な人間を描くもの。そのどちらでもなく、人間はある漠然としたシステムから生成されると考えたのがドゥルーズ。その漠然としたシステムは、”構造”と呼べるほど確定しているものではなく、システムそれ自身も変化するものである。それゆえに、例えば数式であらわされるような法則によって人間が生成されるわけではない。だから私たちは予測の出来ない世界に飛び込んでいくしかない。という風に理解しましたがどうでしょう。
読了日:04月23日 著者:檜垣 立哉
はじめて読むフーコー (新書y)はじめて読むフーコー (新書y)
最後のキリスト教との関係は、類書にはあまり見られなかったところ
読了日:04月22日 著者:中山 元


プログラマの数学プログラマの数学
割と初歩的なところの本。個人的には停止性問題のところが良かった
読了日:04月21日 著者:結城 浩


フーコー―主体という夢:生の権力 (入門・哲学者シリーズ 2)フーコー―主体という夢:生の権力 (入門・哲学者シリーズ 2)
分かりやすい
読了日:04月20日 著者:貫 成人


図説・標準 哲学史図説・標準 哲学史
有名な哲学者たちの歴史がコンパクトにまとまっている本。コンパクトすぎて、現代に近づいてくるにつれて分かりにくくなっている感はあるが、偏りがなくスタンダードな本。
読了日:04月20日 著者:貫 成人

改訂新版 暗号の数理 (ブルーバックス)改訂新版 暗号の数理 (ブルーバックス)
シーザー暗号から量子暗号まで簡単な解説。
読了日:04月16日 著者:一松 信


出題者心理から見た入試数学 (ブルーバックス)出題者心理から見た入試数学 (ブルーバックス)
自分が受験生の時代には、よくこんな裏技を発見して遊んだなぁ・・・。マークシートなのを逆手にとって問題を解くのもそれはそれで面白いけれど、やっぱり計算の過程のプロセスを重視しないと数学にはならないね。パターンだけだとそれは数学じゃなくてただの暗記だと思う。
読了日:04月08日 著者:芳沢 光雄

構造主義 (図解雑学)構造主義 (図解雑学)
構造主義自体というより、構造主義が思想として発生する過程や関連する思想などのほうが多かった気がする。でもそもそも思想っていうのはいきなり無から現れるものじゃなくて、今までの思想を組み合わせたりしながら出来るものだと思うから、これはこれで良い本だと思う。具体例が多いので分かりやすい
読了日:04月06日 著者:小野 功生
寝ながら学べる構造主義 (文春新書)寝ながら学べる構造主義 (文春新書)
寝ながら分かる程度には分かっただろうか。人間中心主義から構造っていう見方に変わったのはすごいと思う
読了日:04月05日 著者:内田 樹

アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)
多分5,6回目の再読。知能がないときのほうが幸せなのかもなぁ・・・
読了日:04月02日 著者:ダニエル キイス

読書メーター

2010年4月11日日曜日

Project Euler進捗 #6

Problem58
Problem81
Problem99

解けてる問題一覧
1-31,34-39,41,42,44-46,48,49,52,53,55,56,58,67,79,81,92,97,99

2010年4月6日火曜日

Project Euler進捗 #5

Problem31
Problem79

2010年4月2日金曜日

3月分の読書記録

3月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:4214ページ

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)
再読。分岐しちゃいます。オチは驚愕に続いてます
読了日:03月31日 著者:谷川 流


涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの憤慨 (角川スニーカー文庫)
再読。小説を書くお話と幽霊のお話
読了日:03月28日 著者:谷川 流


ゼロの使い魔 18 滅亡の精霊石 (MF文庫J)ゼロの使い魔 18 滅亡の精霊石 (MF文庫J)
なんかみんなキャラが変わってきてるような・・・。まあ面白いことに変わりはないけど
読了日:03月28日 著者:ヤマグチ ノボル


涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの陰謀 (角川スニーカー文庫)
再読。朝比奈さんの時間遡航のお話が中心
読了日:03月28日 著者:谷川 流


涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫)
再読。文化祭とかミクルビームのところ
読了日:03月26日 著者:谷川 流


涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)
再読。コンピ研とのゲーム対決とか雪山での遭難のお話
読了日:03月26日 著者:谷川 流


涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)
再読。笹の葉ラプソディとかのところ
読了日:03月25日 著者:谷川 流


涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)
一応再読。映画の話懐かしいなあ
読了日:03月25日 著者:谷川 流


涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
再読。今思うと、長門さんの呪文(?)ってSQLだったのね
読了日:03月23日 著者:谷川 流


心理学 第3版心理学 第3版
スタンダードな心理学の教科書。ただし心理学全体を網羅しているというよりは、基礎心理学(実験心理学、学習心理学、発達心理学、社会心理学など)に焦点をおいて書かれている。
読了日:03月23日 著者:

世界は分けてもわからない (講談社現代新書)世界は分けてもわからない (講談社現代新書)
生物に関することなどを題材に、世界は分けてもよくわからないということを主張する本。生物学の研究では、見たい細胞を取り出して顕微鏡で観察する。しかし、それだけでその細胞の働きが分かるのだろうか。生物の一部として活動している細胞は、ほんの一瞬の間に様々な変化をしている。止まっているという状態はマクロな視点からの見方で、厳密に言えば"動的な平衡"しか存在しない。
読了日:03月21日 著者:福岡 伸一

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)
映画を見たので昔に読んだのを再読。映画は本当に原作通りです。長門さんの良さが分かるお話。
読了日:03月20日 著者:谷川 流

現代心理学入門 (1) 認知心理学現代心理学入門 (1) 認知心理学
認知心理学の概略を示してくれる本。実験を重視する心理学だと個々のデータを積み上げていくだけで体系的な理論がなかなか出来てこないが、この本ではあえて実験のデータはあまり重視せず、理論を中心として書かれている
読了日:03月16日 著者:守 一雄

国家の品格 (新潮新書)国家の品格 (新潮新書)
論理と情緒は一見相反するもののように思うけど、実は相補的なものであってどちらも欠かすことが出来ない。日本人は論理的でないという批判はよく聞くが、情緒がなくなってきているという批判はあまり聞かない。論理は考え方を教えればそれほど難しくはないと思うけど、情緒というものを教えろと言われると難しい。日本には武士道精神という優れたものがあるのだから、それを土台にして再び情緒を取り戻すことができる。そこが日本の優位な点だしいいところだと思う。(もちろん、論理的な面でも努力しなければならないのは言うまでもない
読了日:03月11日 著者:藤原 正彦

武士道 (岩波文庫)武士道 (岩波文庫)
この著者のいいところは、武士道の否定的な側面もちゃんと書いてることだと思う
読了日:03月05日 著者:新渡戸 稲造

読書メーター

2010年3月31日水曜日

Project Euler進捗 #4

Problem41
Problem44
Problem46
Problem53

解いた問題が50問を突破したのでLevel2になりました。

Level3まであと50問です・・・。

2010年3月22日月曜日

Project Euler進捗 #3

Problem27
Problem29
Problem37
Problem52
Problem55
Problem97