2011年5月1日日曜日

4月分の読書記録

4月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:6219ページ

行動分析学入門 ―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)行動分析学入門 ―ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書)
行動分析にちょっと興味があったから読んだ。行動が発現するにせよ消滅するにせよ、それには必ず目に見える変化があると想定して考えるのかな
読了日:04月30日 著者:杉山 尚子
カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第3巻 分子生物学 (ブルーバックス)カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第3巻 分子生物学 (ブルーバックス)
遺伝子の名前とかその辺は結構飛ばして読んだ。細胞が(胚から)分化してくのは、ある特定の遺伝子しか発現しないようになるからとか環境からの影響によってそうなるとかいうのが分かればいいかな
読了日:04月30日 著者:デイヴィッド・サダヴァ,クレイグ.H・ヘラー,ゴードン.H・オーリアンズ,ウィリアム.K・パーヴィス,デイヴィッド.M・ヒリス
iPS細胞 世紀の発見が医療を変える (平凡社新書)iPS細胞 世紀の発見が医療を変える (平凡社新書)
生物学に興味があって読んだのだけれど、最後のまとめはどちらかというと倫理的な問題とか社会に焦点を当てていた気がする。医療がメインだからしょうがないのかも。まあ概要は分かったしそれなりに面白かった
読了日:04月28日 著者:八代 嘉美
蠅の王 (新潮文庫)蠅の王 (新潮文庫)
あらすじに惹かれて読んだ。もし子供でなくて大人だったとしても、こういう状況に陥らないと言い切れるだろうか?
読了日:04月25日 著者:ウィリアム・ゴールディング,平井 正穂,William Golding
闇の子供たち闇の子供たち
子供のほうを中心に描いたものだと思っていたが、そうではなく児童買春や臓器売買に対する活動を中心に描いたものだった。この問題する対する解決策は、今でもほとんど掴めていないような気がする
読了日:04月24日 著者:梁 石日
人間ぎらい (新潮文庫)人間ぎらい (新潮文庫)
現代の日本でも、こういう状況は少なからずあるような気がした
読了日:04月23日 著者:モリエール
自負と偏見 (新潮文庫)自負と偏見 (新潮文庫)
特に重大な事件が起こるわけでもなく、結婚するまでの過程を描いた作品。やっぱりエリザベスとダーシーとのやりとりが一番上手いと思う。ただ、そのやりとりが出てくるのが主に後半からなので、前半は結構退屈かもしれない
読了日:04月22日 著者:J. オースティン
カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 (ブルーバックス)カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第2巻 分子遺伝学 (ブルーバックス)
アメリカの教科書は図が多くて楽しい。個人的にはウイルスの話が面白かった。ウイルスは自分で増殖する機構を持たないから、自分が持ってるRNAからDNAを逆転写して宿主となる細胞(または菌)にそれを付ける。そして宿主細胞(菌)の機構を利用して自分自身を生産させる
読了日:04月21日 著者:デイヴィッド・サダヴァ,クレイグ.H・ヘラー,ゴードン.H・オーリアンズ,ウィリアム.K・パーヴィス,デイヴィッド.M・ヒリス
孤独について―生きるのが困難な人々へ (文春文庫)孤独について―生きるのが困難な人々へ (文春文庫)
一番印象に残ったのは、リアルな悩みは深刻で崇高なものではなく陰湿で矮小なものであるというところ
読了日:04月18日 著者:中島 義道
赤と黒 (下巻) (新潮文庫)赤と黒 (下巻) (新潮文庫)
上巻はほとんど恋愛小説の要素しかなく下巻のメインのテーマもそうであるが、よく読んでみると政治的な要素なども含まれている
読了日:04月17日 著者:スタンダール
九つの、物語九つの、物語
わりと簡単に読めた
読了日:04月16日 著者:橋本 紡
エリートセックス (幻冬舎新書)エリートセックス (幻冬舎新書)
タイトルの語感に反して、真面目な本。セックスに一番必要なのはテクニックではない
読了日:04月14日 著者:加藤 鷹
残虐記残虐記
少女がその当時何を考えていたかが描かれているのが面白かった
読了日:04月14日 著者:桐野 夏生
科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)
気になったから読んだ
読了日:04月13日 著者:戸田山 和久
青い麦 (集英社文庫)青い麦 (集英社文庫)
フィルはヴァンカの気持ちに気づくことは出来なかったのね
読了日:04月09日 著者:コレット
「わからない」という方法 (集英社新書)「わからない」という方法 (集英社新書)
自分が考えてるものが結構あった気がする。分からないからやる、"へん"のほうが"へんじゃない"より得など
読了日:04月09日 著者:橋本 治
推定少女 (角川文庫)推定少女 (角川文庫)
白雪がどんなことを考えていたのか気になる
読了日:04月07日 著者:桜庭 一樹
赤と黒 (上) (新潮文庫)赤と黒 (上) (新潮文庫)
上巻終わり。上巻まででもジュリヤンが最初の頃からかなり変わっているのが分かる
読了日:04月06日 著者:スタンダール
百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))
やっと読み終わった。全体としては、一族の繁栄を魔術的な道具や不思議な現象に絡めて描いていて面白かった。ただ、前半のほうの不思議な道具を持ってきた人たちがそれほど後の物語の伏線になっていなかったり、タイトルの一部にもなっている”孤独”がちょっと断片的にしか書かれていないような気がした。でも、十分読むに値する本だと思う
読了日:04月01日 著者:ガブリエル ガルシア=マルケス

読書メーター

2011年4月2日土曜日

3月分の読書記録

3月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2886ページ

99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)
再読
読了日:03月31日 著者:竹内 薫


数学セミナー 2011年 04月号 [雑誌]数学セミナー 2011年 04月号 [雑誌]
ほとんど理解出来てないような気がするけどとりあえずまあ一通り読んだ。去年辺りまでは全く理解できなかったけど、キーワード拾えるぐらいにはなったような気がする
読了日:03月28日 著者:

田園交響楽 (新潮文庫)田園交響楽 (新潮文庫)
ジッドの小説は独特だ。狭き門を読んだときにも思ったけど、あとがきにも書いてある通り、”まとまった小説”ではなくて”未完成な小説”という感じがする。もちろん悪い意味ではなく、何かを伝えるために書いたというよりは作者の心情をそのまま書いたという気がする
読了日:03月28日 著者:ジッド
ゼロの使い魔20 古深淵(いにしえ)の聖地 (MF文庫J)ゼロの使い魔20 古深淵(いにしえ)の聖地 (MF文庫J)
ルイズがあんまり出てこない回。聖地の正体がそろそろ見えてきたようなところ
読了日:03月23日 著者:ヤマグチ ノボル


嵐が丘 (新潮文庫)嵐が丘 (新潮文庫)
一番最後で、やっと平穏とも言える生活を取り戻した。甘やかされていることが不幸の原因になっていることがかなりあった気がした
読了日:03月21日 著者:E・ブロンテ
計算理論の基礎 [原著第2版] 1.オートマトンと言語計算理論の基礎 [原著第2版] 1.オートマトンと言語
正規表現、決定性有限オートマトン、非決定性有限オートマトンは等価。文脈自由文法と非決定性プッシュダウンオートマトンは等価だが、決定性プッシュダウンオートマトンは等価でない
読了日:03月18日 著者:Michael Sipser
不思議の国のアリス (新潮文庫)不思議の国のアリス (新潮文庫)
原作はこんな感じだったのか。言葉遊びが色々あって、展開もどんどん変わっていく
読了日:03月14日 著者:ルイス キャロル


ストーリー・セラーストーリー・セラー
他の作品に比べるとそれほど強い読了感はない。割とあっさりと終わる
読了日:03月09日 著者:有川 浩


絶対わかる無機化学 (絶対わかる化学シリーズ)絶対わかる無機化学 (絶対わかる化学シリーズ)
個人的にはちょっと分かりにくい本だった。説明が簡単すぎたりして何でそうなるのか理解できないことが多かった
読了日:03月09日 著者:齋藤 勝裕,渡會 仁

カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス)カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス)
再読。植物のところは流し読みで、人間に関するところを割と読んだ
読了日:03月07日 著者:クレイグ・H・ヘラー,ゴードン・H・オーリアンズ,デイヴィッド・M・ヒリス,デイヴィッド・サダヴァ

月と六ペンス (新潮文庫)月と六ペンス (新潮文庫)
芸術の真髄、というとよくわからないものと思われがちだし実際そうなんだろうと思う。だけれどこの小説はストリックランドとダークの対立といったような形でそれを簡単に示してくれる。難しいレトリックなどを使わないで端的に書いてあるところが素朴で良いと思う
読了日:03月01日 著者:サマセット・モーム

読書メーター

2011年3月4日金曜日

2月分の読書記録

2月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:4010ページ

図説 世界の歴史〈10〉新たなる世界秩序を求めて図説 世界の歴史〈10〉新たなる世界秩序を求めて
現代史の本を読んだことがなくて、この本が分かりやすそうだったから読んだ。資本主義国と共産主義国の間には冷戦が起きて緊迫していた。しかしキューバ危機が起こった後、アメリカとソ連は核戦争が容易に起こることを知ってある程度の均衡が保たれるようになり、中東を中心とする民族の問題もかなり抑制されていて深刻な事件はあまり起こらなかった。冷戦が終わったことは確かにある意味では歓迎すべきことではあるけれど、冷戦が終わることでまた新たな問題が顕在化する
読了日:02月25日 著者:J.M. ロバーツ,立花 隆
辞書なしで学べる入門フランス語の最初歩辞書なしで学べる入門フランス語の最初歩
フランス語の最初の一冊として。辞書を使わなくても本文中に日本語訳や説明があったり、CDが付いてるので発音が確認できたりとなかなか便利な本です。
読了日:02月24日 著者:外国語教育研究会
カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)
罪と罰のように圧倒的な終わり方はしないし、むしろ表面的に見ればドミートリイは有罪になってしまって暗い終わり方をする。でもドミートリイは今まで自分がどれほど罪をしてきたか自覚することが出来た。これがこの小説のテーマの愛である。そして特に上巻の大審問官で扱われたもう一つのテーマである神も欠かせない。多分この二つが当時のロシアで揺れていたことなんだと思う
読了日:02月24日 著者:ドストエフスキー
カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス)カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学 (ブルーバックス)
あんまり難しくて細かいところには入らないけど、入門としておさえておきたいところはちゃんと書いてある、そんな印象。絵が分かりやすい
読了日:02月20日 著者:クレイグ・H・ヘラー,ゴードン・H・オーリアンズ,デイヴィッド・M・ヒリス,デイヴィッド・サダヴァ
よくわかるキリスト教よくわかるキリスト教
今までキリスト教関連の本を読んだことがなかったので。概要はよく分かった
読了日:02月19日 著者:土井 かおる
カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)
中巻終わり
読了日:02月15日 著者:ドストエフスキー
ビギナーズ有機化学ビギナーズ有機化学
化学をさっぱり忘れてたので、まずは有機化学の復習から簡単に。次はマクマリーさんをやる予定
読了日:02月15日 著者:川端 潤
スペードの女王・ベールキン物語 (岩波文庫)スペードの女王・ベールキン物語 (岩波文庫)
初めて読んだプーシキンの作品だったけど、なかなか良かった。スペードの女王も良かったけど、個人的にはベールキン物語のほうが好きかな。駅長とか百姓令嬢とか
読了日:02月11日 著者:プーシキン
カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)
とりあえず上巻を読み終わる。途中まではカラマーゾフ兄弟の恋愛に関する話が多いけど、最終盤でイワンの叙事詩が出てくる。
読了日:02月09日 著者:ドストエフスキー
少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)
とらえどころのある人物があんまりいなかった気がする。
読了日:02月08日 著者:桜庭 一樹
現代思想キイ・ワード辞典 (三一新書)現代思想キイ・ワード辞典 (三一新書)
とりあえず用語だけさらっと知ろうと思って読んだ
読了日:02月02日 著者:鷲田 小彌太

読書メーター

2011年2月3日木曜日

1月分の読書記録

1月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3089ページ

GOSICKVI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜― (角川文庫)GOSICKVI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜― (角川文庫)
ヴィクトリカの周りの人がどんどん明らかになってくる
読了日:01月30日 著者:桜庭 一樹


GOSICKV-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋- (角川文庫)GOSICKV-ゴシック・ベルゼブブの頭蓋- (角川文庫)
煙にはどんな成分が含まれていたんだろう。気になる
読了日:01月30日 著者:桜庭 一樹


赤×ピンク (角川文庫)赤×ピンク (角川文庫)
個人的には、不思議な小説だった。それぞれ個性的な主人公の話だけど、その個性を詳細に描くことはしない。あくまでその主人公が感じたことを記すだけ。そういう不思議な個性を持つ人が集まっても、この小説の舞台によって違和感がしないようになってるのが良いと思う
読了日:01月28日 著者:桜庭 一樹
歴史のなかのソ連 (世界史リブレット)歴史のなかのソ連 (世界史リブレット)
ソ連に興味を持ったので、その概要を知りたくて読んだ。ソ連というとアメリカと核開発競争をしたり、人類初の人工衛星を打ち上げたりと大国であるイメージがまず真っ先に思い浮かぶ。確かにそれは間違いないけれども、一方では計画経済が行き詰まり、ほとんどの時代で人々に満足な食糧を与えることすら出来ていなかったという側面もある。その他にも、各指導者による改革のなされ方の違いも書いてあって参考になった
読了日:01月28日 著者:松戸 清裕
自伝的回想自伝的回想
ラッセルが考えていたことの範囲は本当に広い
読了日:01月27日 著者:バートランド ラッセル


砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない  A Lollypop or A Bullet (角川文庫)砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
途中まで弾丸の意味がはっきりとは分からなかったけど、最後まで読んでみて分かった気がする。そして改めてこの小説のタイトルを見て、的確だと思った
読了日:01月25日 著者:桜庭 一樹

言語哲学大全1 論理と言語言語哲学大全1 論理と言語
とりあえず読み終える。フレーゲの、0を定義するのに自分自身と異なるものってしたのは秀逸なアイデアだったな
読了日:01月23日 著者:飯田 隆

キケンキケン
この雰囲気良いね。自分も元は工学系の学校にいたけれども、ここまでは盛り上がらなかったなぁ。盛り上がらなくて正解だったわけだけど
読了日:01月20日 著者:有川 浩

三匹のおっさん三匹のおっさん
こんな感じのおっさんを主人公にした小説は初めてかもしれない。ちゃんとそれぞれの個性を描いてくれてるから良いね
読了日:01月15日 著者:有川 浩

日本の弓術 (岩波文庫)日本の弓術 (岩波文庫)
すごいな。日本人ですら分かる人はなかなかいないと思うのに。「~道」と付いてるものは、無我の世界への道だったのか
読了日:01月13日 著者:オイゲン ヘリゲル

ラッセル結婚論 (岩波文庫)ラッセル結婚論 (岩波文庫)
自分がこういう種類の本を読んだことがないからかもしれないけれど、革新的なものが結構あった気がする。試験結婚とか
読了日:01月12日 著者:ラッセル

イワン・イリッチの死 (岩波文庫)イワン・イリッチの死 (岩波文庫)
死ぬ直前に思い出が走馬灯のように駆け巡る(と思われる)のは、その死ぬということだけに意識が集中するからだろうか。生きているときに死ぬということに集中できるのは思想家・哲学者など一部の人だけだろう
読了日:01月07日 著者:トルストイ
哲学入門 (ちくま学芸文庫)哲学入門 (ちくま学芸文庫)
再読。論理によって物事を進めようと思っても困難なことが多く、途中でどちらともつかないような場合がよく発生する。その時は、採用してみて単純になるものなどを選ぶほかない。その採用の仕方によって(単なる誤謬の場合もあるが)哲学の展開が変わる
読了日:01月06日 著者:バートランド ラッセル

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