2009年12月7日月曜日

映画レビュー #4 雨に唄えば

さて、第四回目はミュージカル映画です。
映画のサイレントからトーキー(音声のある映画)への変遷を描いたコメディです。

あらすじ:
  サイレント映画全盛の時代、俳優ドン・ロックウッドと大女優リナ・ラモントはドル箱の映画スターであり、大スター同士のカップルともてはやされていた。しかし実際は、リナが一方的にドンに惚れているだけであった。そんな中、ドンは駆け出しの女優キャシーと恋仲になってしまう。
  やがて世界初のトーキー「ジャズ・シンガー」が大成功をおさめたことにより、ハリウッドにトーキーの波が押し寄せる。そこで彼らの映画会社では、当時作りかけだったドンとリナのサイレント映画を無理矢理トーキーにすることに決定した。しかし彼らはトーキーのノウハウを知らず、リナが致命的な悪声の持ち主であったために映画の試写会は散散な結果に終わってしまう。そんな映画を公開したら俳優人生が崩壊してしまうと危機を感じたドンとその親友コズモ、キャシーの三人は映画をミュージカルに作り替えることにした。そしてリナの声をキャシーが吹き替えるという妙案をコズモが思いつく。
  そしてこの映画は好評のうちに公開された。リナはなんとかこの人気を維持しようと撮影所のボスであるシンプソンに頼み込んで、これからもキャシーに自分の吹き替えをさせようとする。しかしこのもくろみは失敗し、変わってキャシーが新しいスターとして迎えられることとなった。

感想:
  ミュージカル映画なので、いたるところに歌やダンスが入ります。「雨に唄えば」というタイトル通り、主人公のドンが雨の中で歌いだすシーンがありますが、そこが有名です。歌っていると警官がやってくる辺りがいかにもコメディで笑えます。
  この映画の舞台はハリウッドなのですが、トーキーを作ろうと努力奮闘して苦労するシーンなどもあってちょっと親近感(?)が湧きます。(実際にそんなことが行われたのかどうかは分かりませんが

参考文献:
"雨に唄えば",フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
"雨に唄えば",goo映画

11月分の読書記録

11月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1107ページ

告白告白
個人個人の事情が複雑に絡み合ってこのような一連の事件が起きたわけだが、それがあたかも必然であったかのように思わせる作品。真相が次第に明らかになってゆくのだが、その運びは見事なもの。(でも明るい気持ちにはなれません
読了日:11月27日 著者:湊 かなえ

中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)
「贅沢をしたい、評価されたい、偉くなりたい」といったような一般的な欲望は誰でも持つけれど、競争が起こる社会では誰でもがそれを達成できるわけではない。かといってそれを捨ててしまえば、生きる意味を失ってしまう。大切なのは、そういった欲望をもう一度編み直して、自分固有の目標を考えること。

読了日:11月25日 著者:竹田 青嗣
はじめての構造主義 (講談社現代新書)はじめての構造主義 (講談社現代新書)
構造主義の本で、数学との関連についてここまで言及してる本って確かにあんまりない
読了日:11月21日 著者:橋爪 大三郎


新しい高校生物の教科書 (ブルーバックス)新しい高校生物の教科書 (ブルーバックス)
生物学の基本的な部分に関する本。個人的には遺伝辺りが面白かった
読了日:11月15日 著者:栃内 新,左巻 健男

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