2009年4月14日火曜日

読んだ本とか

書き忘れてたので更新。(軽い解説・感想付き
いつも通りまとまってないのは気にしちゃだめだよ。

■ハッカーズ その侵入の手口 奴らは常識の斜め上を行く 著:ケビン・ミトニック,ウィリアム・サイモン
・解説
 ハッカーと呼ばれる人たちの話。具体的な侵入の手口にも触れつつ、どのようにしてハッカーから自分のコンピュータを守るかということを書いた本。
・感想
 確かにコンピュータを用いたテクニックとかもすごかったけど、一番印象に残ったのは”人間的”なものだった。まあいわゆるソーシャルエンジニアリングだ。しかも、従業員を装って電話をかけるというのならまだしも、物理的に建物内への侵入すら出来てしまう場合すらある。コンピュータのセキュリティ対策も重要だが、従業員へのセキュリティに対する意識もしっかり持たせなければならないと感じた。
 あと細かな点は、コンピュータの内部と外部を結ぶところはセキュリティがしっかりしていても、内部は全然セキュリティがなっていなかったりすることとかも気になった。

■数学者の言葉では 著:藤原正彦
・解説
 「国家の品格」で有名な藤原正彦さんの著書。数学者である著者の自伝的エッセイ。
・感想
 まず始めに思ったのが、藤原さんってこんな面白い人だったのかと言うこと。国家の品格ではまじめな話もしていたけど、この本ではなかなかユーモアもある。また考え方も独特で、妙に執着したり全然興味を持たなかったり(少なくとも自分にはそう見えた)するが、きちんと確固たる考えを持っている。数学とは論理的なもので、美しさとはあんまり関係がないと思われているが、著者にしてみればそれは全く逆であるというのも興味深い。「e^iπ+1=0」…いわゆるオイラーの公式のような公式が”美しい”と言われる所以も、数学をやっていない人にとってはなかなか分かりにくいのではないだろうか。

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